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2024年02月26日 クリエイティブ

【業界コラム】 初心者でも作成できるポートフォリオ

ポートフォリオって?

皆さんはポートフォリオを制作したことがありますか?

ポートフォリオをご存知ない方向けに簡単にご説明すると、
【クリエイターが今まで関わったことのない方向けに自身の実績や作品を”わかりやすく”伝えるためのもの】を指します。

様々な場面で活用されるポートフォリオですが、今回のコラムでは、イラスト制作会社で使用されるポートフォリオの作り方について解説していきたいと思います!

 

ポートフォリオを作る際に重要となるポイント

ポートフォリオを制作する際に重要となるのは、
誰(どの層)に向けて自身の作品をアピールしたいかということです。

「新しく仕事をもらえるようなポートフォリオがつくりたい!」

「SNSで掲載した作品のまとめをつくりたい!」

「自分の自己紹介を簡潔に行いたい!」

など、ポートフォリオの制作目的はそれぞれあると思いますが、見てもらいたい人のことを一番に考えて制作するようにしましょう!

 

では実際にどんなことを書けばいいのでしょうか?

ポートフォリオに含むべき基本的な情報は次の3点です。

  1. 自己紹介
    名前、生年月日、過去経歴
  2. 作品紹介
    作品画像、作品タイトル、作品の概要説明や見どころ、制作時間・制作日数
  3. 連絡先やSNS、ポートフォリオサイトの情報
    電話番号やメールアドレスなど自身の連絡先

 

ポートフォリオを作ってみよう!

ポートフォリオは、紙媒体で作成する方法とWebで作成する方法があります。

紙の場合、「クリアファイルに入れる」「製本する」の二つの方法があります。どちらにも言えるのは、自身の作品に合わせて大きさや質感も変えられるということです。
クリアファイルに入れるポートフォリオは、相手や目的によってページの入れ替えができ、製本したポートフォリオはページの入れ替え等はできませんが、高いクオリティのものを仕上げることができます。

Webの場合、URLを送付すれば、いつでも相手に見てもらうことが可能です。SNSなどに掲載して自身の作品をアピールすることも簡単にできます。

 

〜作成時の主なポイント〜

確実に貰いたい仕事がある際は、むやみやたらに作品を載せるのではなく、見てもらう相手に適したジャンルの作品を載せるようにしましょう!
自分の活動をSNSで広めたい場合は、キャラクターイラスト以外にも背景イラスト等も公開するといいでしょう。「こういうものも描ける」というアピールが大切です。

また、イラスト制作会社のホームページ内、実績紹介ページにはその企業が携わった案件やオリジナルイラスト等多数の作品が公開されています。実績紹介のページは、会社としてのポートフォリオになりますので「どのような案件が多いのか」「どのようなジャンルのイラスト制作をしているのか」自分がポートフォリオを作成する際に参考にするといいでしょう。

有限会社クリエイティブハウスポケット〈実績紹介〉ページはこちら

 

〜ポートフォリオ作成サイトの紹介〜


以下、私がお勧めする無料で簡単に作成できるサイトをご紹介します。
自分の目的によって使い分けしましょう!

作品を投稿できるだけでなく、デザインチームと出会うことができるポートフォリオマッチングサービスです。累計約2700社のデザインチームも利用しており、PDFだけでなく、3Dにも対応可能なポートフォリオを制作することができます。

ポートフォリオだけでなく、ブログやECサイトも制作できるオンラインでのサービスです。無料の場合でも制限が多くて使いにくいことが多くなりがちですが、何ページでも、複数サイトを作成することが可能です。

クリエイターだけに留まらず、文章や画像、動画を投稿できるオンラインサービスですポートフォリオを作成するためのサイトということは言い切れませんが、SNS連携やユーザー同士でのアカウントフォロー、クリエイターへの応援機能(有料マガジンの発行等)があります。

作品(イラスト・漫画・小説)の投稿・閲覧ができるイラストコミュニケーションサービスです。ポートフォリオ制作のためのサイトではありませんが、ユーザー発の企画やユーザー公式のコンテストも頻繁に開催されており、投稿されたイラストを見ている企業は多いです。

 

実際、ゲーム業界や制作会社はどこを見てるの?

「作成したけど、これでいいのかな?」

「何を一番大事に見ているんだろう……」

「実際に作成した人の意見を聞いてみたい!!」

そんな方のために今回は、ポケットの社員さん達にインタビューしていきます!

『線画、彩色作業 kouさん』

  1. ポートフォリオを作る際に気をつけたポイント
    私はUI志望では無かったため、文書やレイアウトを凝りすぎないで、どんなイラストを描いてきたか伝わりやすいシンプルなポートフォリオになるように気をつけまし
    た。
  2. どういう風に作成したか
    自分一人だけで考えるのではなく、学校の先生や同期にアドバイスを頂きながら作成しました。自分一人では気づけない点を指摘してもらえるので、人に見せつつ作成するのがおすすめです!
  3. これから作る方へのアドバイス
    ポートフォリオ制作は時間もかかり、会社によって求められる物も異なるため非常に大変だと思いますが、自分の作品を拘って作成できる貴重な経験になると思うので、気負い過ぎず楽しんで制作して頂けたら!と思います。

 

『ディレクター 高天原さん』

  1. ポートフォリオを作る際に見ている点
    基本的なデッサン力などの画力はもちろんですが、
    どのようなタッチのイラストが描けるのか、美少女や男性キャラなど得意なジャンルは何か、画面の構成力や絵柄の寄せができるかなどを見ています。
    構成力やデッサン力は、背景込みの一枚絵やクロッキーなどでも伝わりますので立ち絵やバストアップのイラストだけでなく多様な作品を入れ込むほうがよいかと思います。
    また、今流行の塗り方や色使いを追えているかも評価のポイントになります。
    ゲーム会社さんのなかにはあまり点数が多いと全点見切れないので厳選された数点で作成されたポートフォリオを好まれるところもありますが、弊社では点数は多ければ多いほどその方のできることを確認できるのでありがたいと思っています。
  2. どういうところが伝わればいいか
    まずは会社に入りたい、イラストを描きたいというやる気や熱意が伝わると良いかと思います。
    あとはイラストの枚数やクオリティ・制作時間によってその人がどのくらい描き慣れているかというところも伝わると評価の基準になります。
  3. 一年目の新人のポートフォリオの評価
    弊社で実績公開している案件の絵柄寄せイラストをポートフォリオに入れていた方がいたのですが、寄せの実力と弊社への興味関心が読み取れて好印象だったかなと思います。

 

まとめ

今回は「ポートフォリオの作成」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
皆さんが今後ポートフォリオを作成する上でのヒントになれれば幸いです!
それではまた次回のコラムでお会いしましょう!

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