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2021年10月28日 クリエイティブ

【ラフ上達のテクニック5選】在籍イラストレーター参加|オンライン勉強会

【お題:走る!】動きのあるラフの描き方講座!

こんにちは!
イラスト制作会社クリエイティブハウスポケット在籍ディレクターのぽんづです🌱
最近弊社では、有志社員による技術アップのためのオンライン勉強会が開かれています✨
様々な分野・工程ごとに毎週行われており、今週はラフの勉強会が開かれました!

勉強会のタイトルは
「動きのあるラフの描き方講座〜素体だって生きてるんだ!」

私も参加してきましたので、実際にイラストレーターさんが描いたものをお見せしながらご紹介します🏃‍♀️🌬

 

プロがやってるラフ上達のテクニック5選!

講師はアートディレクターのS美先輩と以前似顔絵のコツを教えてくださったみ〜先輩
新入社員も安心!資料選びのコツから、線の引き方まで、細かく教えて頂きました✨

目次

  1. 資料探しからイラスト制作は始まっている!
  2. プロはキャンバスサイズを〇〇している
  3. イラストの魅力、説得力が格段に上げる意外な方法
  4. 上手なラフのラインとは
  5. ズバリ上達への一番の近道は …

 

 

1. 資料探しからイラスト制作は始まってる!

皆さんはいつもイラストを描くのにどれくらいの資料を集めていますか?
イラスト制作会社に入って驚いたのですが…
実はプロのイラストレーターでも参考資料なしに描くことはほぼないのです!
(何もみないでイラストを描ける人の方がかっこいい!と昔の私は思っていました)

イラストのクオリティを高めるためにも、提案の幅を広げるためにも、資料集めは必須💪
資料の内容も、実物の写真や3Dポーズ、アニメや漫画など用途別に多分野を参考にしています!
例えば、動きのあるイラストにしたいときはアニメーターさんの資料を参考にします✨

そんなプロが勧める資料集めサイトはPinterestです!
YahooやGoogleなどで画像検索するよりも、画像に特化したサイトの為、見やすさ、探しやすさが段違いです☺️
また、ボードとピンという機能が便利でお気に入りの画像を項目毎に保存できるんですよ!
画像は集めれば集めるほど関連した画像を提案してくれるので、より使いやすくなっていくんです🎶

クリエイティブハウスポケットのPinterest

(ポケットのPinterestはこちら)

 

 

2.プロはキャンパスサイズを○○している!

皆さんは、ラフを描く時のキャンバスサイズはどう決めていますか?
なんとなくだったり、イラストの最終完成サイズにしていませんか?
実は、ラフ段階のキャンバスサイズは小さい方が良いんです!

どんなポーズにしようか、どう配置しようか…様々な方向性を試すのが大事なのに、
大きいキャンバスでついつい描き込みしていませんか?それはまだ早いです!
詳細を描き込むことで、イラスト全体が堅い印象になってしまいます。

まずは、あまり時間をかけずにラフな線で描いてみましょう。
アニメ・マンガのような誇張表現を意識すると、活き活きしたラフになります🎶

ちなみに弊社ではラフの上手いイラストレーターさんほど、画面表示が小さくキャンバス全体を見ながらラフを描いています。
ラフで大切なのは、全体のシルエットや分かりやすさを意識して描くことです✨
こんなに小さい表示でも、どんなキャラがどう走っているのかが分かりますよね!

誇張表現が効いた色んな走り方のラフ

 

 

3.イラストの魅力、説得力が格段に上げる意外な方法

皆さんはラフを描く前に、設定をどのくらい考えていますか?何も決めずに手グセで描き始めてませんか…?
描き始める前に、キャラの性格やシチュエーションを設定しよう!

例えば、今回のテーマ「走る人」であれば…
「人物の性別や性格は?」「走る速さはどのくらい?」「何故走っているのか?」など設定をしっかり考えてみてください。
そうする事によって自ずと仕草や体型、表情を意識する事が出来ます✨

意識が変わればキャラが動き出す!
1枚目と比べて2枚目は説得力があって、キャラも生き生きして魅力的ですよね!
ラフ段階だから決めなくても…はNG!キャラの魅力はラフから出して行きましょう。

ザックリとした素体だけの走るラフ

中世風の走るラフ 商人の男の子 戦うナイト 喜び走り出す姫

 

4.上手なラフの線とは

ラフを描く際に、短い線で一本の線を描いたり、何本も線を重ねたりしていませんか?
輪郭がぼんやりとする事で、デッサンの狂いも誤魔化されなんだか上手く見えますよね!
しかし、上手なラフほど無駄な線が少ないのです!

まず、ラフで大切なことは、見た人にイメージを明確に伝えること!
無駄な線が多いと、自分の中でもイメージがハッキリしないですよね。

またプロになると、ラフ段階でのお客様のチェックは必須。
お客様に伝える為にも無駄な線がない、洗練された状態にしなくてはなりません。

とは言え、少ない線で上手に見せるのは中々難しいですよね…
そんな方は、まず関節から関節までを1本の線で描いてみましょう!
ふくらはぎでも、太ももでも構いません!膝で区切って次のパーツに繋げる。

どうでしょうか?おのずと筋肉のラインに意識が行きませんか?
1本のラインを大切に描く事により考慮する部分は多くなりますが、確実に上達への近道になるでしょう。

風で飛ばされた帽子を目で追う女の子

また、動きのあるライン作りで肝になるものは“なびくもの”です!
髪の毛やスカートなどの洋服…風の影響を受けて形が変わるものは、積極的になびかせましょう!
アニメーションの切り抜きのような印象になり、動きを感じられる一枚になります。
画面作りにも使える、とても重要なポイントです。

どうでしょうか?少ないラインでスッキリとした画面でも、見やすい上に、キャラの動きや絵の魅力が伝わりますよね?

パンをくわえて走っている女の子

 

5.ズバリ上達への一番の近道は…

とにかく手を動かす!それが一番大事です!
考えすぎて、一切筆が進まない時ありますよね?
そんな時はあれこれ考えるよりもまずは手を動かし、そこから「もっとこうすれば良いのでは」と手を加えていくことが効率的なんです!

基本では?と思われるかもしれませんが…!行動に起こすのは意外と難しい!
資料探しで時間いっぱい使っちゃった…という方も、行き詰ったらまずは描いてみてくださいね🎶
案ずるより産むが易し、枚数を重ねることで画力は必ずアップしていきます!

 

まとめ.講習会で学んだこと

どんな素敵なイラストもまずはラフから始まります。
ラフ段階で色々なことを考え、トライアンドエラーを繰り返し、ブラッシュアップをしていったから完成したものなんです✨

ラフと言えば、「なんとなく」「ざっくり」というイメージがありますが、イラストの基礎になる重要な部分です!
イラストの魅力を左右する大事な工程なので、疎かにせず真面目にラフと向き合ってみてください。

旅する少年の厚塗りイラスト

最後に!仲間と一緒に実力アップ!

ポケットでは、入社してからの画力アップのサポートにも力を入れています💪
仕事では常に難しい案件の対応や、より良いアイディアが求められます。
1人では難しいかもしれませんが、ポケットでは一緒に高みを目指す仲間がいます!

同じオフィスに絵の上手い先輩が居ると心強いですよね。
そんな先輩社員と一緒に沢山の素敵なイラストを産み出していきましょう!

以上

ぽんづの似顔絵

先輩社員とおすすめ映画を貸し借りするのがブームなぽんづでした!
また次回〜🎥

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